6つの心得(こころえ)

今日はいくつ達成できたかな?

   ぜひ、次の6つの心得を守って対局してください。きっと強くなりますよ❗️
 

・始(はじ)めと終(お)わりのあいさつをきちんとしよう。

・駒(こま)はマス目のまん中におく。
・指し手を決めてから駒を持つ。
・王様は、かたく囲(かこ)う。
・盤(ばん)全体(ぜんたい)をよく見よう。
・対局中におしゃべりをしない。
・始めと終わりのあいさつをきちんとしよう。
 将棋は一人では対局できません。目の前の相手がいるからできるのです。相手の強い弱いは関係ありません。今ここで将棋を指すことができることに感謝(かんしゃ)して、対局の前には必ずよろしくおねがいします、勝負(しょうぶ)がついたときはありがとうございましたとあいさつをしましょう。
 また、負けてしまったときは、悔(くや)しいかもしれませんが、必ず「負けました」と投了(とうりょう)しましょう。 
 
 
・駒(こま)はマス目のまん中におく。
 将棋の駒は、対局中は皆(みな)さんの手足となって働(はたら)いているのです。大切に扱(あつか)ってください。駒をマス目のまん中におくことは、その駒の存在を尊重(そんちょう)していることに他なりません。これは人間の社会にも通じることです。
 ところで、取った駒も大切に駒台に並べてくださいね。次の活躍(かつやく)の場を待っているのですから。
 
 
・指し手を決めてから駒を持つ。
 一度駒を持って指してからその手を戻す人、大人でもとても多いです。その結果、「待っただ!」、「手が離れてない!」、「いや離れた!」と大変見苦しい争いになります。このような争いの場合、たいてい駒から手が離れていたと考えていいでしょう。手番を待つ相手方は、自分が次の手を指すために相手の手を真剣に、本当に指す側以上に真剣に見ているものです。
 たとえ駒から手が離れていない場合でも、その本質は「待った」と同じですから「反則」に等しい行為です。駒から手が離れなければOKというのも本来おかしいと思うのですが、ここが「武士の情け(なさけ)」というところなのでしょうか。
 では、こんなごたごたにならないためには皆さんはどうしたらいいのでしょうか?
簡単なことですね。指し手を決めてから駒を持てばいいのです。
 チェスには「タッチアンドムーブ」というルールがあります。一度ある駒に触ったなら、その駒を動かさなければいけないのです。大変よいルールですね。
 将棋も礼儀・マナーが重要です。皆さんは指し手を決めてから駒を持つよう心がけましょう。
 
 
・王様は、かたく囲(かこ)う。
 初心のうちは、王様を囲うことをわすれがちです。攻めと守りのバランスは大切ですが、まずはしっかり王様を守りましょう。王様をしっかり守っていたおかげで逆転勝ちすることはすごく多いのです。
 「やぐら」、「みのがこい」、「ぎんかんむり」、「あなぐま」、最初は好きなものを選んでとにかくそれに囲ってください。いずれ状況に応じて、いろいろな囲い方を身に着けることができます。
 
 
・盤(ばん)全体をよく見よう。
 王手飛車にひっかかったこと、皆さん1度はありますよね。王手飛車でなくても「盤全体を見ていればそんな手にひっかからなかったのに」と後悔することがよくあります。そんなことのないように、特に優勢のときこそ注意して盤全体をよく見てください。
 また、持ち駒の置いてある駒台も忘れずにしっかり見てくださいね。
 
 
・対局中におしゃべりをしない。
 真剣に考えていたら、おしゃべりをしてるひまはないよね。対局に集中してください。おしゃべりをすると周りの人の迷惑になります。
 自分だけでなく、他の人の集中力までだめにしてしまうのです。友だちとのおしゃべりは楽しいけれど、今やるべきこと、優先順位を守って行動することをぜひ学んでください。
 「おしゃべりはいつするの?」「あとでしょ!!」