めざせ初段!

初段になるためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

強くなるための方法はいろいろありますが、

まずは6つの心得をきちんと守って将棋にとりくみましょう。

 

続いて具体的な方法を次にお知らせします。

現在8級の子も次の4つを「半年間」継続すれば

きっと初段になれると思います。

 

1.好きな戦法を決め、勝ち負けに関係なくその戦法を

  徹底(てってい)的に指し、対局後には感想戦を行う。

  ◆目指せスペシャリスト!

  ・矢倉戦法なら、矢倉戦法を徹底的に!

  ・四間飛車戦法なら、四間飛車を徹底的に!

  ・中飛車戦法なら、中飛車を徹底的に!

  (比較的相手の戦法に左右されずに指せるので、中飛車はお勧めです)

  ・・・でも好きな戦法でいいですよ。

  好きな戦法の戦術書を1冊そばにおいて、その本で指し方の基本を

  学びながら実戦を積むとやみくもに指すよりも大変効果があります。

2.毎日「3手詰」、「5手詰」の詰将棋を各5問解く。

3.毎日「次の一手」を5問解く。

4.好きな戦法のプロの棋譜1局を盤と駒で毎日10回並べる。

  (書籍・雑誌で棋譜解説のついたものを選ぶとよいです。)

 

※1、感想戦とは、対局後にどう指すか迷った局面で、「こう指せばどうなっていたか」とか、悪い手を指してしまった局面で、「どう指せば不利にならなかったのか」を検討することです。相手の読み筋や強い人の意見を聞くことで、かなりレベルアップできます。

 

※2、3は解けなくても解答を確認して納得できればいいです。

 同じ問題集でも次に解くときに1か月程度期間が開いていたら

 問題ありません。お手元の詰将棋の本が簡単で退屈な状況で

    なければ、新しい詰将棋の本を買う必要は特にありません。

 

◆3カ月ほど継続できれば、強くなったことを実感できるようになります。

 強くなっていく上昇カーブははじめ緩やかですが、「ある日」を境に急激に上昇します。「ある日」がいつ訪れるかは人によるので答えられませんが、続けて行けば必ず来ます。バラバラだったパズルのピースがいっきにつながる感じです。

きっと何とも表現できないわくわく感が沸き起こってくると思います。

 すると、もっと難しい詰将棋にも挑戦したくなりますし、棋譜並べのスピードも格段に速くなります。

 

そして半年後には初段をはるかに超えることも。